歯周病と腸内環境と免疫力

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歯周病が腸内環境を悪化させ免疫力を低下させます。その歯周病を悪化させるのは、炭水化物(糖質)中心の食生活です。炭水化物(糖質)中心の生活は、免疫力低下をも招きます。

免疫力ってなに?

免疫とは、病気から免れるシステムの事です。

免疫のしくみ

免疫は、身体の外から入って来る抗原(細菌やウイルスなど)に対して免疫細胞などが自己(自分)と非自己(自分以外)を識別して、身体を守るしくみです。

自然免疫とは

体の中に細菌やウイルスなどが入ってくると、その抗原(細菌、ウイルスなど)に対してすぐに抗体(自分を守るもの)をつくり攻撃します。

身体が自然に反応する免疫を「自然免疫」といいます。

獲得免疫とは

同じ種類の抗原(細菌、ウイルスなど)がふたたび体内に侵入してくると、すでに記憶されている免疫がすぐに反応します。

これを「獲得免疫」といいます。

これらの「自然免疫」と「獲得免疫」のはたらきをするのが、さまざまな免疫細胞です。

免疫細胞は、体内を移動し、抗原を処理しながら、からだを健康な状態に保ってくれています。

白血球の中には、たくさんの免疫細胞が含まれています。

その免疫細胞が、ウイルスなどの外的要因や、「がん」などの異常から体を守ってくれます。

免疫力を保つには

免疫防御システムは、ウイルスや細菌、環境、ストレス、食生活などの影響を直接受けます。

免疫力を保つためには、喫煙・飲酒を控え、質の良い睡眠、適度な運動、よく笑うこと、ストレスをためないことなどです。

腸には体全体の60〜70%の免疫細胞があります。

歯周病を増悪させ、腸内環境を悪化させて免疫力を低下させる原因は、糖質です。

歯周病は、歯周病菌が原因で歯肉に炎症を起こし、歯を支えている歯槽骨が溶かされ、歯がグラグラに動いて最終的には歯を失う病気です。

歯周病菌が活発になるのは、生活習慣、特に食習慣です。

食習慣の中でも、歯周病を悪化させるのは、炭水化物(糖質)中心の食事です。

歯周病患者さんに多い食習慣

歯周病で歯を失うと、当然、食事に支障がでるばかりか、胃腸により多くの負担がかかります。

歯周病になると、お肉のような噛み応えのある食べ物は、噛み切れないので、自然と軟性食品である炭水化物中心の食生活になります。
朝から砂糖で漬け込んだジャムをたっぷりつけたトーストや砂糖漬けのシリアルに牛乳とい

った、精製された砂糖、品種改良された小麦、ホルモン剤が入ったミルクを好んで食べています。

昼食は、添加物の王様であるカップ麺、外食すると、たっぷりのトランス脂肪酸の油と糖質(精製された砂糖)漬けのジャンクフード、ポテトフライ、うどん、ラーメン、炒飯などを好んで食べます。

夕食も炭水化物中心の食事。

その上、大部分が砂糖と添加物の炭酸飲料やジュース、特に糖質が身体に吸収しやすいスポーツドリンクを大量に飲みます。

おやつや夜食には、アイスクリーム、ケーキ、ポテトチップスなどの砂糖漬けの食べ物を毎日食べています。

これらの食べ物は、全て歯周ポケット内や腸内にいるカンジタ菌の餌になります。

腸内のカンジタ菌が脳に司令を出し、ますます糖質が食べたくなります。

糖質が止められないのは、自分で糖質を選択しているのではなく、カンジタ菌が生きていくために餌を欲して脳に司令して、あたかも自分んが選択しているかのように錯覚させられているのです。

脳がカンジタ菌に洗脳された状態です。

その証拠に、カンジタ菌の除菌に成功すると、好んで糖質を摂取しなくてもよくなります。

糖質中心の食事が、歯周病を増悪し、腸内環境を悪化させると同時に免疫力を低下させます。

カンジタ菌の増殖は、歯周病菌や腸内の悪玉菌を元気にさせるので、歯周病は、より悪化して、腸内環境は、最悪の状態になります。

歯周病菌の一つであるポルフィノモナス・ジンジバリス(Porphyromonas gingivalis)が腸に入り込むと、腸内フローラのバランスが崩れ、腸のバリア機能が低下し、血中に歯周病菌由来の毒素がどんどん放出されます。

腸内環境の悪化は、腸粘膜に炎症を起こし、ビタミンB群の合成を阻害するとともに、免疫力を低下させるのです。

腸内でビタミンB群が合成されると共に、腸には体全体の60〜70%の免疫細胞が集中ています。

腸は、この免疫細胞によって、外界から侵入する細菌、ウイルスなど身体に悪影響を与えるものを排除する、最大の免疫器官です。

腸内環境を整え、腸の免疫細胞を活性化することが、免疫力を高めるポイントとなります。

すなわち、免疫力を正常に保つには、口腔内の環境を整え、歯周病菌が直接腸内へ流入することを防ぐと共に、菌血症を予防する事が大切です。

免疫力が低下している時の菌血症は、敗血症へと移行することがあります。

敗血症とは、細菌が血液中で増殖し、その毒素で中毒をおこし、高熱、寒け、震え、発汗などがおこります。

重症の場合には、血圧降下、無尿、敗血性ショック(細菌性ショック)をおこして、数時間で死亡することがある怖い病気です。

歯周病菌は歯周ポケットに、歯垢(プラーク)が溜まって繁殖するので、菌血症の予防のために、歯周統合医療で治療したあと、毎日の正しいブラッシングで歯垢を除去することが大切です。

医療法人愛和会桜川歯科医院の歯周統合医療は、短期間で歯周病と腸内環境を改善します。

・歯周病が腸内環境を悪化させ免疫力を低下させます。

・歯周病を増悪させ、腸内環境を悪化させて免疫力を低下させる原因は、糖質です。

・歯周病菌が活発になるのは、生活習慣、特に食習慣で、食習慣の中でも、歯周病を悪化させるのは、炭水化物(糖質)中心の食事です。

・糖質は、全て歯周ポケット内や腸内にいるカンジタ菌の餌になります。

・腸内のカンジタ菌が脳に司令を出し、ますます糖質が食べたくなります。

・糖質が止められないのは、脳がカンジタ菌に洗脳された状態になるからです。

・カンジタ菌の除菌に成功すると、好んで糖質を摂取しなくてもよくなります。

・歯周病菌の一つであるポルフィノモナス・ジンジバリス(Porphyromonas gingivalis)が腸に入り込むと、腸内フローラのバランスが崩れ、腸のバリア機能が低下し、血中に歯周病菌由来の毒素がどんどん放出されます。

・腸内でビタミンB群が合成されると共に、腸には体全体の60〜70%の免疫細胞が集中しています。

・腸は、この免疫細胞によって、外界から侵入する細菌、ウイルスなど身体に悪影響を与えるものを排除する、最大の免疫器官です。

・免疫力を正常に保つには、口腔内の環境を整え、歯周病菌が直接腸内へ流入することを防ぐと共に、菌血症を予防する事が大切です。

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