飲酒率No.1 / 短命県青森の理由と歯科からの栄養学的アプローチ(その5)

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飲酒量が全国平均より圧倒的に高い青森県

青森は、お酒を飲む人の割合がとても高いのです。

なんと、約半数以上の人が

毎日お酒を飲む

と答えています。

他地域より平均20%近くの増加率です。

多くの専門家は、

がんにかからないために

「お酒を飲みすぎない」

ことを推奨しています。

医療法人愛和会桜川歯科医院が行っている飲酒量の調整方法

健康になる目的で飲酒量をコントロールしようとしても、

明確な理由にならないので、

飲酒量のコントロールは、

失敗します。

しかし、酒は、毒物であることを強く認識していくと、

酒に対して幻滅感を感じて行きます。

「今まで最高の宝物だと思っていたものが、

実はただの健康を害するものだ」

と思えてくると

「もう二度と酒が飲めないのか・・・」

ではなく、

「二度と酒を飲まなくていい」

に変わります。

飲酒を正当化する言い訳もなくなり、

飲酒量のコントロールに対する意識革命が起こります。

この意識革命こそが、

飲酒量コントロールの鍵だと思います。

飲酒量コントロール方法

⒈ 飲酒が中心の食生活は、

ビタミンB1(チアミン)不足になります。

その場合、減酒し、

整腸剤とビタミンB群を摂取しましょう。

⒉ 飲み過ぎを防ぐためには、

グラスに注ぎ過ぎないようにして、

少量づつ飲むようにしましょう。

⒊ 飲み始めたら、

胃の中のアルコール濃度を低く保つように、

つまみを多く食べながら飲むようにしましょう。

食べながら飲むと、

アルコールの吸収速度が遅くなります。

一緒にチェイサー(水)を交互に飲む

お酒と同じ量の水を飲みましょう。

お酒を飲むペースが落ちると同時に満腹感が出て、

たくさん飲めなくなります。

お酒と交互に水を飲みましょう。

⒌ なるべく空腹時に飲酒することを避ける

お酒を飲む前にタンパク質をとって、

飲みましょう。

お腹がいっぱいで、

飲酒量が減少します。

お酒を飲む前と寝る前にビタミンCを飲んでおく

肝臓の解毒作用を強化するためにビタミンCは欠かせません。

アルコールはアセトアルデヒドに分解され、

続いて酢酸になり、

最終的には二酸化炭素と水に分解されて排出されます。

アセトアルデヒドが分解されずに体内に残ってしまうと、

頭痛や吐き気などの二日酔いの症状が出てきます。

ビタミンCはアセトアルデヒドから酢酸への分解を助けます。

ビタミンCの欠乏状態が続くと、

肝臓内の薬物代謝に関わるP-250と呼ばれる酵素の量が減少し

解毒作用に影響をおよぼします。

「酒は百薬の長」

と言いますが、

身体を壊しては元も子もありません。

ほどほどに!

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飲酒率No.1 / 短命県青森の理由と歯科からの栄養学的アプローチ(その5)
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joydenture|青森の入れ歯指導医石川佳和の最新ニュース情報を、
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