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石川 佳和 (いしかわ よしかず)

医療法人愛和会桜川歯科医院 理事長

歯学博士

鶴見大学歯学部有床義歯学講座非常勤講師

青森歯科医療専門学校技工士科非常勤講師

日本補綴歯科学会専門医・指導医

高濃度ビタミンC点滴学会認定医

臨床分子栄養医学特別認定指導医

日本補綴歯科学会・インドネシア補綴学会ジョイントミーティングプレゼンテーションアワード受賞

鶴見大学歯学部同窓会英文論文奨励賞受賞

東北地区歯科学会賞4回連続受賞

青森県歯科医師会会員研修発表会賞3回連続受賞

ビジョン

青森県は、「短命県No.1 」「2017年現在、ガン死亡率12年連続No.1」など数え上げたらきりがないくらいワースト1の多い県です。

全ての人が、口から食事ができ、健康で楽しく130歳まで長生きするために、2013年「健康寿命130歳プロジェクト -寝たきりゼロを目指して-」というプロジェクトを立ち上げました。この目的を達成するために私、石川佳和が、考案したのが「歯周統合医療」で、今では自費治療にも関わらず、受診率もアップして、とても良好な結果を出しています。

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幼少期の苦悩

私、石川佳和は、両親、親戚が教育者という環境の二人兄弟の長男として、

1958年8月2日、青森市に生まれました。

幼稚園、小学校低学年までは、温厚で優しい子であったようです。

生来、身長が高かったため、小学校中学年から、

「ジャイアント馬場」、

「ばば(方言でうんち)、ばば」

「ばば、くさ〜」

などといわれ、

心に大きな傷を抱え込みながら育ちました。

小学校高学年の時、学校選抜のリレー選手に選ばれ、

「小学校体育デー」に代表で出場しましたが、敗退。

ターニングポイントその1

この頃より、

「負けてたまるか!」

「勝ちたい!」

「人にバカにされたくない!」

という気持ちが極端に強くなりました。

中学での栄光と高校での挫折

中学校で、自分の欠点だと思っていた長身が、

バスケットボールでは、

長所になる事に気付き、自分に自信を持ちました。

中学2年の時、青森県中学校体育大会優勝、

中学校バスケットボール東北大会3位、

青森市中学校体育大会新人戦優勝、

青森県中学校体育大会新人戦優勝など

出場する大会は全て優勝しました。

中学2年の秋、

3歳の頃からの夢である医学部進学を目指すため、

バスケット部を辞めようとしたのですが、

チームワークを乱す、との理由で、バスケット部を辞める事ができませんでした。

その瞬間、

私の心の中では完全にバスケットへの情熱が消えたのですが、

無理矢理中学3年の青森県中学校体育大会までつづけることになりました。

バスケットと勉強を両立することができず、

高校は、

進学校とはほど遠いスポーツ強化学校に入学しました。

バスケット部入部をかたくなに拒んだため、

体育の先生から毎日体育教官室に呼び出され、

体育教師全員から脅し、脅迫が高校3まで続き、

何度も高校を自主退学しようと考えました。

しかし、父から「我慢して卒業すれば大学受験の資格が得られるのだから短慮は起こすな。」との言葉を励みに、辛い高校生活を耐え忍びました。

医学部受験に失敗し、

たまたま受けた当時競争率が高倍率の鶴見大学歯学部に合格したことが運命のターニングポイントになりました。

ターニングポイントその2

たった1本の歯で悩まされた続けた11年

小学校6年生の時、

東京にあるとても優秀な国立大学歯学部を卒業した先生が開業している近所の歯医者さんを受診し、左下奥歯の虫歯治療をしてもらいました。

半年後に同じ歯が痛くなり再受診したら、

「君の歯の磨き方が悪いので、歯の中で腐っているから神経を取る治療をしなければならない。」と言われ、神経をとってもらいました。

その時、

後悔し自分を責めましたが、「歯の磨き方が悪いというけど、どうやって銀歯の中を磨いたらいいのか?」という素朴な疑問が残りました。

この疑問は、歯科大学に入学して歯の勉強をしなかったら、

一生自分を責めていたと思います。

歯科大に入学して判ったのは、

この歯は、不適切治療がなされていました。

そして、この歯の神経を取った事が地獄の苦しみの始まりでした。

ほぼ毎日治療に通ったにもかかわらず痛みが取れず、三年後、

高校入学を期に痛いのを我慢して冠を被せられました。

中学3年間、高校3年間、

合計6年間、

痛みが取れなかったので右側を使って食事をしていました。

高校3年生の頃から、顎が痛くなりほとんど食事ができなくなりました。

歯科大学に入って判った事ですが、顎関節症を患っていたのです。

左下の奥歯と右の顎関節が痛いので食事が十分できず、

身長183cmで体重は65kgとガラガラに痩せていました。

鶴見大学歯学部に入学し、大学院歯学研究科に入学したことで、

大学病院で治療してもらい、

なんと11年ぶりに痛みの無い食事を体験できました。

その時の感動は、今でも忘れる事ができません。

この経験が、私、石川佳和の将来の歯科医師人生を決定したと言っても過言ではありません。

信頼して通院していたのに、

ものすごく裏切られた思いでいっぱいです。

「こんな辛い思いは、自分だけで十分だ。」

自分だけでもこんな治療は、絶対にしないと誓いました。

今でも、こんな不適切治療は、

優しく、絶対に痛くしないという歯科医院では、頻繁に行われてるようです。

咬み合わせ、顎関節の専門医になる決意

鶴見大学歯学部に入学した時は、

口腔外科医になって子供の頃から外科医になるという夢を叶えようと思っていましたが、この一本の歯の辛い経験が頭から離れず、

医師ができることではなく、

歯科医師でなければできない咬み合わせと顎関節を極めようと思いました。

大学卒業後は、鶴見大学歯学部大学院(補綴(ほてつ)学専攻)に入学し修了する事ができました。

専攻は、全部床義歯(総義歯)です。

全部床義歯は、歯の全くない所に入れ歯を入れる事です。

すなわち歯にバネ(クラスプ)をかける事ができない(歯に支えをもとめることができない)ので、咬み合わせを熟知していないとできない入れ歯です。

ですから、専門性の大きい矯正治療は、今でも歯科矯正専門医に任せています。

大学院4年間は、入れ歯漬けの毎日で、入れ歯で歯学博士を取得しました。

その後、日本補綴歯科学会専門医・指導医を取得し、

日本補綴歯科学会専門医(青森県9人)は、20年継続、

指導医(青森市2人)は、10年継続しています。

大学院修了後は、鶴見大学歯学部歯科補綴学第三講座助手として大学に勤務しました。

ターニングポイントその3

日本鋼管病院での貴重な体験と歯科医療の夢

その後、日本鋼管病院歯科に勤務しました。

ここで自分の歯科医師人生の基礎をつくった、日本鋼管病院桐生病院長と出会ったのです。

「鋼管病院には、口腔外科医はいらない。」

「口腔機能を十分に引き出してくれる優秀な補綴家が必要なのだ。」

という言葉は、今でも忘れられません。

今でこそ口腔機能の重要性がクローズアップされていますが、

今から24年以上前に鋼管病院では口腔機能の重要性を歯科医師ではなく、

医師が唱えていたのです。

「口から食事ができ、健康で楽しく長生きできる人生」こそ、

素晴らしい人生であると思います。

24年前、細井教授(現 鶴見大学名誉教授)の恩情から日本鋼管病院歯科に転属させて頂けたお陰で、私の医療の形がおぼろげに形成されました。

ターニングポイントその4

青森県の実状と理想的な医療(夢)とのギャップ

しかし、青森市で桜川歯科医院を開業して青森県の実状と自分の理想的な医療とのギャップを実感しました。

青森県の現状は、

⒈ 雪害、雪が関係する事故、低体温が原因の病気が多い。

⒉ 自殺率は、日本一

⒊ 喫煙率は男性日本一、女性二位

⒋ 飲酒量最多

⒌ 野菜を食べない

⒍ インスタントラーメン、カップラーメンの消費量日本一

⒎ ジャンクフード、ソーセージ消費量日本一

⒏ 多量の糖が入った炭酸飲料消費量日本一

など、列記したらきりがありません。

最大の欠点は、青森県民の健康意識の低さです。

歯科的には、

「歯なんて無くたって良い。」と思っている人が沢山います。

「入れ歯は、異物感があって入れていられない。」

「歯周病で歯が抜けたら、入れ歯にすれば良い。」

などと考えている方がものすごく多い事に驚きました。

そこで、

歯科医師に対しては、

多くの国内、国際(海外)学会発表、

論文発表。

一般県民に対しては、

講演会、ミニ勉強会などを開催、

テレビ出演、

新聞掲載など、

歯の重要性、

歯科の大切さを、

県民に訴えてきました。

桜川歯科医院開業15年を期に医療法人化し、

名称を医療法人愛和会桜川歯科医院としました。

2017年現在、

「青森県は短命県No.1」

「ガン死亡率12年連続No.1」など

数え上げたらきりがないくらいワースト1の県です。

そこで、

「健康寿命130歳プロジェクト -寝たきりゼロを目指して-」

というプロジェクトを掲げ、

そのための科学的根拠を構築するために研究をはじめました。

そして、

構想15年、準備3年をかけて完成したプログラムが

「歯周統合医療」です。

この実績が評価され、

ATV青森テレビ、

RAB青森放送に多数出演、

東奥日報に2回、

朝日新聞に1回掲載されました。

自費治療にも関わらず、月平均10人と受診率もアップし、

とても良好な結果がでているので、

皆さんに感謝されています。

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